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- [[日本語]]
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* 第Ⅲ部 人材を揃える
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* [[第14章 ホーンブロワー因子]]
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* [[第15章 リーダーシップについて話そう]]
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* [[第16章 ジャグラーを雇う]]
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* [[第17章 他者とうまくやっていく]]
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* [[第18章 幼年期の終わり]]
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* [[第19章 ここにいるのが楽しい]]
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* [[第20章 人的資産]]
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## 第15章 リーダーシップについて話そう(pp.113-117)
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>あの忌々しい「動機づけ」ポスターの一つは、「リーダーの速度が群れの速度を決める」とのたまう。
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![](https://storage.googleapis.com/zenn-user-upload/30cd45386665-20230816.webp =480x)
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*†LEADERSHIP†*
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→ Succesories 社が 1985 年から制作しているポスター「Motivational Posters」のこと。もしかすると派生したネットミーム "Demotivational Posteres"(デモチ)の方が有名かもしれない。「動機づけ」ポスターという訳もなんだか回りくどいので、「モチベポスター」と呼んでおく。[格言はラルフ・ワルド・エマーソンのものらしい](https://ralphwaldoemersonimages.wordpress.com/emerson-ephemera/illustrated-quotations/the-speed-of-the-leader-determines-the-pace-of-the-pack/)。
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- リーダーシップ
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- モチベポスターが言うようなリーダーシップは、部下の仕事の質を問わず、量を増やすことが目的であり、権限と地位上の権利をその道具にする
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- 最良のリーダーシップは仕事を引き出すのではなくサービスであり、地位上の権威を持たない人が発揮することが多い
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- それには次のことをしなければならない
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>・自ら仕事を引き受ける。
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>・明らかにその仕事に向いている。
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>・あらかじめ必要な準備を済ませ、万全の態勢で仕事に向かう。
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>・全員に最大限の価値を与える。
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>・ユーモアと明らかな善意のもとに事にあたる。
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- リーダーシップとイノベーション
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- 最良のリーダーシップの発揮はイノベーションを引き起こす
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- 最良のイノベーションが成果を出すには反抗が必要になる
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- 例えば……
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>・社員は全員 100% 仕事に追われており、イノベーションのための時間など与えられていない。
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>・ほとんどのイノベーションは、変化への対応を迫られるため、どのような形でも歓迎されない。
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>・本物のイノベーションは、イノベーターの周囲を越えて広がっていくため、イノベーターは下から組織を動かすのではないかと疑われがちだ。上層部は、とかく疑念をふくまらせてこのようなものの見方をしがちである。
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→ 本文中で何度も出てくる「上層部」は原文では "upper management" であり、上級管理職=経営幹部を指している。中間管理職=マネージャーとの対比だろう。
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- 続き
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- イノベーションを起こしたいのであれば、その担い手を通常業務から引き離し、組織改革を強力に進める
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- リーダーシップについて何か言ってる暇があったら(あなたが)やれ(原文:The Talk and the Do)
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→ サービスとしてのリーダーシップの話は、ボランティアといえばしっくり来る。真に良いリーダーシップはボランティア的なものなのかもしれない。マネージャーの仕事はボランティアを助けるものであって欲しい。
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→ 暗に、社内の地位は使役関係を表すものじゃないぞ、と言っているように読んだ。マネージャーはマネージャーの役割が、プログラマーにはプログラマーの役割があるということだろうか。 |