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- [[第Ⅰ部 人材を活用する]]
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* [[第1章 今日もどこかでトラブルが]]
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* [[第2章 チーズバーガーの生産販売マニュアル]]
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* [[第3章 ウィーンはきみを待っている]]
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* [[第4章 品質第一……時間さえ許せば]]
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* [[第5章 パーキンソンの法則の改訂]]
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* [[第6章 ガンによく効く?「ラエトライル」]]
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## 第4章 品質第一……時間さえ許せば(pp.21-26)
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- 自尊心と品質
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- プログラマーの自尊心は、製品の品質(**量**ではなく**質**)と結びついている
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- プログラマーの自尊心を満足させる最低水準=今までに達した最高水準であり、マーケットが金を出す水準よりもずっと高い
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- たしかに品質の低さを気にしないユーザーはマーケットにいるが、かれらはプログラマーの品質基準を満たすさいの足かせになる
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- 品質が低くてもを気にしないユーザーに合わせていると、品質の低い製品を買わないユーザーを失い、市場浸透力が低下する
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> 開発者でなく、買手に品質基準を決めさせることを「**品質第一主義からの逃避**」と呼ぶ。……長い目で見れば、市場に品質を合わせると、コストが増える。
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- 「品質第一主義からの逃避」からの教訓
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エンドユーザーの要求をはるかに超えた品質水準は、生産性を上げる一つの手段である。
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価格と品質はトレードオフの関係にあるという考えは、日本には存在しない。
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反対に、高品質がコスト低減をもたらすという考えが広く受け入れられている。
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[^1]\[Tajima and Matsubara 1984\] p.40
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品質はタダである。ただし、品質に対して喜んで金を出す人だけに対して。
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[^2]\[Crosby 1979\]
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- ヒューレット・パッカード社のエンジニアは、市場よりも遥かに高水準の品質を供給するという企業文化を負っていることを認識している
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- 日立ソフトウェアエンジニアリング(現日立ソリューションズ)と一部の富士通の部門では、製品出荷拒否権限をプロジェクトチームが持ち、品質を守っている
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→ **品質のイニシアチブを良い意味で顧客に握らせないことが、品質を守り、生産性を高める上で肝要** |
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